経理人and音楽人のブログ

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経理はどんな仕事をしているのか? ~経理の仕事内容紹介①~

 

管理人のまーちゃんです。

 まーちゃんは一般企業の経理として勤務するサラリーマンですが、友人やプライベートでの知り合いには同職種の人がおらず、大体は「経理って具体的にどんな仕事してるの?」と質問されることが多いです。

 

確かに、経理って会社内でもなんとなく閉鎖的で、専門職っぽくて、いまいちどんな仕事してるかイメージしにくい…と思うんじゃないでしょうか。

5年ぐらい前の自分も、同じように思っていたと思います。

 

今回は、「経理って会社でどんな仕事してるの?」という疑問に答え、実際の経理職の職務内容について、ご紹介していきたいと思います。

 

経理の仕事は大きく分けて、9つの業務があります。今回は1~5番目までの仕事を順番に見ていきましょう。

 

INDEX

 

 

 

1、請求書の発行と送付

経理の仕事として、まず一番に会社の請求書の発行と送付があります。営業担当が作成する請求書や請求伝票を発行し、各取引先へ送付します。

この作業がないと売上金を回収できませんから、かなり重責です。

発行忘れ、発行漏れがないか念入りにチェックし、またいつの日付で送付したかも抑えておく必要があります。

取引先との間で、請求書が届いていない、来ていないというやり取りは少なくないので、時系列を追って状況を確認していきます。

 

2、売掛金の入金確認と管理

 

先に挙げた請求書発行の後は、売掛金の管理をしていきます。

売掛金とは、売上を上げてから売上金が入金されるまでの権利(債権)のことを言います。

取引先からの売掛金の入金は、契約や取り決めに従って決まった期日に入金されますので(例えば毎月末日に締め、締め日から翌月10日に入金、というような感じです)、正しい日にちに正しく入金されているかをチェックしていきます。

期日より早く入金されるのは問題ないですが、期日に入金されなかったり、請求金額と異なる金額で入金されたりという事もあるので、逐一確認していく作業が必要です。

経理初心者で間違えやすいのが、取引先が振込手数料をこちら負担で口座振込をした時。

手数料分が減額されて口座に入金されますが、決して間違いでないので注意しましょう。

(例えば10,000円の売掛金で、当方負担の振込手数料が540円だった場合、口座には9,480円が入金されます。)

何だか損しているような気分になりますが、後程買掛金の業務で手数料についてお話しします。

 

売上金をしっかり回収できるかどうかで、会社の財政が決まっていきます。

なのでこの業務もかなり重責です。

基本的に経理は責任を負う仕事が多いので、細心の注意が必要です。

 かといって、プレッシャーに感じることはありません。

平常心で仕事をしていけば、必ず大丈夫です。

  

3、買掛金の支払いと管理

これまでは売上に関わる業務を紹介してきました。

次は、お金が入ってくる業務とは反対の、お金が「出ていく」ことに関わる業務を紹介します。

買掛金とは売掛金の逆の意味で、支払わなければならない義務(債務)のことを指します。

具体的には、原材料費や外注費、業務委託費、広告宣伝費等の債務のことです。

これも締め日と支払日が契約で決められていることが多く、請求書を受領してから支払いまで何日、と決められています。

経理の仕事は、この請求書を各取引先から受領、管理を行い、決められた期日に従って支払いを行っていきます。

売掛金の管理のときと同じように、期日と金額の相違が無いようにチェックする必要があります。

ここで支払いを忘れたり、金額を間違えたりといった事態になると、自分の会社の信用を傷つける可能性がありますので、必ず注意を払わなければなりません。

 

ちなみに買掛金を銀行口座へ振り込む際、振込手数料を先方と当方どちらで負担するかはそれぞれの会社ごとで決めます。

経理の業界では、振込手数料を負担する・しないで相互の力関係がわかります。

また、大事なお得意様には手数料を負担させないという方針を取ることが多いです。

手数料に関してはケースバイケースで手数料の負担を考えていくべきです。

でも売掛金も買掛金も振込手数料はうちが負担する、と決めてしまうと損しますので、前述したような考慮を入れて考えていくほうが良いと思います。

できるだけ、自分の会社も取引先もお互いに得せず損せずイーブンな関係を保つのがベストだと思います。

 

4、現金の管理・入出金管

 

 経理の重要な仕事の一つとして、会社の現金(キャッシュ)の管理業務があります。

現金は大きく分けて預金口座内にある現金と、小口現金と呼ばれる会社の中で保管している現金(個人でいう財布のようなものです)の2種類がありますが、経理はそのどちらも管理していきます。

 

預金口座は、売掛金・買掛金の入出金は勿論、家賃や光熱費等の各種支払いが引き落としされているかを確認していきます。

預金残高が不足していると支払いが行えませんので、常に一定の金額を預けておく必要があります。

その為にも、売掛金の入金確認が必要となってくるわけです。

経理の仕事は、一つ一つが密接に連動しているので、常に同時進行で作業を進めていくものと心得ておくのが良いでしょう。

 

小口現金では、他部門から上がってくる領収書や入金・出勤伝票の金額と内容のチェックをし、正しく処理し小口現金からお金を出したり入れたりという業務を行います。

個人の財布と決定的に違うのは、常に残高確認が必要である、ということです。

会社のお金であり、私的な資金ではありませんので、1円単位でいくら残っているかを確認します。

その為、小口現金は出納帳を使って入出金の管理を行っていきます。

出納帳は、簡単に言うと銀行の通帳のようなもの。

何の項目でいくら払ったか(入金されたか)と、その残高を記載する書類なので、ひと目でいくら小口現金が残っているかを確認できます。

この現金管理が、経理経理としての存在意義と言っても過言ではありません。

他の職種と違って直接お金を管理する立場になるので重責ですが、コツコツ仕事を行うのが好きな人は向いていると言えます。

  

5、資金繰りの作成と管理

これまで、経理の仕事として現金の入出金に関わる業務を紹介してきました。

4番目までは「過去」ないし「現在」のお金の状況についての業務でしたが、もう一つ「未来」のお金の状況についても把握するのが経理の仕事です。

この「未来」の現金の管理を【資金繰り】と呼びます。

 

具体的には、ある期間内(例えば1ヶ月間)の中で、

「◯日に◯◯◯円の支払いがある」

「◯日に△△△商事から◯◯◯円の売掛金入金がある」

「◯日に事務所の家賃を◯◯◯円支払う」

というような予定があらかじめ決まっているので、それらを全て網羅して、時系列的に入出金の流れをフローにしていきます。

言うなれば、未来の預金通帳を作成する、というのがわかりやすいかもしれません。

 

資金繰り表は、今後の現金の動きについて視覚的に理解できるため、経営判断の材料となったり、財務業務に役立ちます。

むしろ作成しないと経営判断が出来ず、現金が不足し支払いが出来なくなり、不渡りになる事がありますので、この業務もかなり責任重大です。

いかに今後の予定・予測を反映させ、お金の動きを掴むかが重要となる仕事です。

 

 

 以上、今回は経理の仕事内容についてご紹介しました。

次回は仕事紹介の後半戦をお届けします。

より複雑で高度な仕事で、スキルのある経理が進める業務についてお話ししていこうと思います。