僕は今、会社の経理職として働いています。
この経理職が、僕にとっては天職のように感じています。
なぜこの経理という仕事が面白いと感じるのか?経理という仕事の魅力やメリットは何か?これについて語っていこうと思います。
ちなみに経理といっても、会社によってはほとんどの作業を会計事務所に丸投げしているところもあれば、全ての業務を自分たちで行う会社もあります。
僕が言う魅力というのは、後者のタイプの会社で面白味を感じられる内容です。
(個人的には、前者の会社で経理をしている人は経理職というより「会計事務」だと思っています)
経理は会社の損益が分かる
経理というのは、その社の収入と費用に携わる業務を司る職種です。
つまり「会社の利益や損失に関わる職種」という事です。
私は現在、会計ソフトや社内のツールを使って売上や費用の金額の管理を行っています。
必要とあらば、いつでも会社の利益の数字を見ることが出来ます。
つまり、会社が儲かっているか、そうでないかが一目でわかる仕事をしているこということです。
もちろん、それが何のメリットなの?と言われてしまいそうですが経理の高度なレベルな事として、そこから会社の予算を作成したり、未来の経営分析を行ったりと経営陣に有益な情報を提供できる立場となれるのです。
これがまさに僕が目指す「会社を動かす立場になれる」という職種。
会社の行く末を握る情報→利益の数字を扱える職種であるというのが経理としての魅力の一つです。
経理は自分の会社の事業内容が良く理解できる
経理として仕事をしていると、自分の会社の得意先(売上を上げた企業)と外注先・仕入先の企業の名前がすぐ入ってきます。
そうした請求書を元に簿記を行い、会計データを作成するので、「この会社はどんな業種で、どういった規模で、どう繋がりがあるのか」という情報がすぐ手に入ります。
(もちろんそんなことに全く気付かずにいる人もいるでしょうが、これは会社にとってかなりの機密情報になるので扱いには注意しましょう)
つまり、「自分の会社が何をして収益を上げ、その為にどのようなものを仕入れているのか」かが良く理解できる立場にいるという事です。
このことは会社の受付、工場の作業員、事務員をしている人では掴めるものではなく、場合によっては営業職の人達でさえ100%理解出来ない情報を扱っているという事です。
これまた、だからどうした?と言われそうですが、こういった情報は
コスト削減、新しい顧客の獲得という面では武器になります。
また、立場上経営に直接関われる可能性も無きにしも非ずです。
そういった助言を経営陣に行っていけるというのも、経理としての大きな魅力だと思います。
経理は経営に必要な知識や経験を吸収できる
経理として必要なスキルは、まず第一に「簿記」です。
この簿記が出来なければ、はっきり言って経理としては使い物にはなりません。
だからと言って、経理になる前に完璧に簿記を覚えて簿記2級以上の資格を取りなさい、 という訳ではありません。
経理になる人の中では、自分から望んでなった人と、望まない中でしょうがなく経理になった人の2パターンがあると思います。
どちらのパターンでも、経理の仕事として必要なのは
「常にスキルアップとバージョンアップを行っていく」
という心構えです。
簿記でいえば、経理になりたての時には何も分からなくても、3か月後には一通りの仕訳を上司に確認しながらでも行えるようになれる、というように少しずつでもレベルアップしていけることが必要です。
また、簿記は時勢によってその処理方法が変わることもあります。
そうしたときに自分の知識をバージョンアップさせることも求められます。
なんだか文章で書くと非常に面倒くさいような内容ですが、基本に立ち返ってみればどんな仕事でも仕事上必須の能力だと思います。
経理はその側面が強く出ているのかもしれません。
話は少し脱線しましたが、簿記の知識は経営に非常に役立ちます。
貸借対照表の見方や損益計算書の見方を覚えることが出来、会社の数字も把握できる。経営に関わる助言も行える。
そんなことが出来るのは経営陣以外では経理だけと言ってよいでしょう。
社長たちと同じ目線で、会社の損益について深く考えることが出来る。
これから会社の経営側になりたい、
独立して事業を起こしたい、
起業したいと考える人にとってはよい経験になるのではないでしょうか。
経理一筋でとにかく数字を見るのが好きだ、という人はあてはまらないでしょうが、僕のように営業職を経験した人間が経理になると、より経営側に近い目線で物事を考えることが出来ると思います。
実際、僕の元上司は営業課長から経理部次長となり、最近また異動で営業部長となりました。
ゆくゆくはこれまでの経験を生かしてさらに上へ上がっていくことになるでしょう。
以上、大まかではありますが経理としての魅力をお伝えしました。
この記事を読んで少しでも経理という仕事に興味を持ってもらえたら幸いです。
今後はより具体的な形で、どんなところに経理の良い面があるかをお伝えしていきたいと思います。