経理人and音楽人のブログ

日中は一般企業の経理職として、週末は音楽好きとして過ごす男のブログです。日々徒然なるままに、思いついたことを書き留めたり、皆さんにお役立ちできる情報などをお届けします。

経理職って意外とつぶしが効く職種です! ~他業種他業界でも経理として活躍できる条件とは~

 

どーもこんにちは、まーちゃんです。

大変久々なブログの更新となりました。
これまでお休みしていたわけではありませんが…記事を書くネタが無く、更新に必要な時間が取れなかったので、ほとんど休眠状態でした。
今後は不定期ですが、更新作業も再開していこうと思います。


さて、この長い間でまーちゃんの身に起こった変化をお伝えしようと思います。
2021年3月より、これまで勤めていた会社から転職して地元の建設業の会社に転職しました。
もちろん、経理財務職として勤務しております。

数えると、会社の経理として働くのはこれで4社目。
いろんな業界、いろんな業種を渡り歩いてきたなぁ…と思ってしまいました。
そこで自分の社会人生活を振り返って、気づいたことが一つ。

経理の仕事は、個人のスキルが高いほどつぶしが効く」

そうなんです。
自己肯定するわけではないですが、実体験や先輩・同僚からの話を聞いたりすると、経理の世界で働いていた人はスキルや経験値が多いほど、他の業種・他の会社の経理としても結構通用していい働き方が出来るんです!
もちろん、良い働き方が出来るということは待遇や給与水準も高くなるということ。
まさにいいことづくし、というわけです。
今回は、経理の仕事はなぜつぶしが効くのか、つまりなぜ他業種・他業界の経理となっても良い仕事ができるのか、ご紹介していきたいと思います。 

 

他業種の経理になっても活躍できる条件とは何か
まずはつぶしが効く条件、つまり他業種でも活躍できる条件をご紹介します。

1.経理としての基礎的な土台が出来上がっている

簿記仕訳の基礎的な知識や考え方、経理という「お金」を扱う仕事としての心得、また入出金の管理・債権債務の管理など、経理の仕事にはどの業界どの会社でも共通する「基礎」があります。

この「基礎」がしっかり積みあがっている人ほど、他業種でも活躍できます。
基礎がしっかりしている分、各会社や各業種の個々の事情に関しては「応用」として土台の上に積むことができるからです。

この基礎を付け焼刃やただ一つの作業の流れとして覚えてしまうと、結局その作業を覚えた会社でしか通用しない人材となってしまいます。
何事も基礎固めをするのは、非常に大事なことですね。

2.仕事に対して積極性があり、責任感がある

自分の仕事に対してしっかり責任を持ち、積極的に取り組める人ほど環境や事情が変わってもすぐに活躍できます。
これは言わずもがなだと思いますが、仕事がいいかげんで消極的な人より積極的で真面目に責任ある仕事をしている人の方が、大抵良い仕事をします。
そもそも信頼感も違いますよね。雲泥の差だと思います。
積極的な人は、新しい環境下でも積極的に慣れようとして努力します。
あまり積極的ではない人と比べたら、慣れるスピードは桁違い。
また、責任感の強い人は新しい環境に入ってもすぐに重大な仕事に取り掛かれるよう
スタンバイする傾向にあります。
そうやってキャリアを積むスピードが他の人より早くなるわけです。
キャリアを積むスピードが速いほど、周りの人からの信頼を得るのも早くなる。
結果として、入社後からすぐに会社にとって重要な人になり得るのです。

3.新しい環境・仕事・経験を楽しめる

人間は普通、慣れた環境や仕事から抜け出して新しい場に移る時、期待と同時に不安を感じます。
「期待感」と「不安感」が入り混じるわけです。
この複雑な感情の中で、「不安」より「期待」が勝って新しいことをチャレンジすることに楽しさを感じられる人ほど、活躍できます。
人間誰しも、慣れている環境というのは大体居心地の良いものです。
よっぽど悪い環境なら早く抜け出したい、という感情が強くなりますが、自分にとって悪くはない、むしろ良い環境であるなら、あえて抜け出したいとなかなか思えません。
新しいことにチャレンジすればレベルが高まるかもしれないのに、それまでの努力や苦労を考えるとついつい腰が重くなってしまいます。
ですが、こうした感情を振り切って新しいことに果敢にチャレンジし、その状況状況に楽しみを見いだせる人ほど、環境が変わっても自分の能力・強みを存分に引き出して、活躍することができます。 

 

なぜ他業種でも活躍できるのか

ではここからは、前述した条件になぞらえて、なぜスキルの高い経理職ほど他業種・他業界でも活躍できるのかをご紹介していきます。

1.新しい仕事や環境に対して順応性が高い・順応するスピードが高い

経理としての基礎があり、積極性も責任感も強い人は、新しい環境に順応するスピードが格段に速いです。
新しく入社した会社の経理の仕事を教えてもらう際、今まで経験した業務と似通ったものなら一から教えてもらわなくてもよいですよね。
最初の過程をすっ飛ばして次のステップの仕事をすぐに覚えることができるので、慣れも早くなります。
また、自分から「新しい環境に早く慣れよう」という意識が強まるので周りの人とのコミュニケーションの取り方も上手で、ルールや規則を覚えるのも早いです。
このように入社間もないころからすぐに順応していくと、周りの人々もその光景を見ていますので自然と好感と信頼感を持ってもらえるようになります。
「新人さんはちょっとまだ不安かな…」ではなく
「新人さんだけど慣れるのが早いから安心だ!」と思ってもらえるのです。
実は、どんな職種でも仕事をするうえで重要なのは、この他人からの信頼感なのです。
信頼感がある人ほど、重要で責任のある仕事を任せられる。
結果、会社への貢献度が強い仕事をすることができる。
業務のスキルを高めるとともに、周りの人からの信頼感を勝ち取ることは、どんな仕事でも共通の必須要件なのです。

2.自分の経験値を積極的に高めようとする(積極的にレベルを上げようとする)

積極的であればあるほど、仕事や業務に対する向上心は強くなります。
向上心が強いほど、今の自分のレベルに飽き足らず、もっと高みを目指してレベルを上げていこうとします。 
自分のレベルを上げるために、難しく困難な仕事や新しい業務にチャレンジする。
この結果、会社にとって貴重な人財となっていくのです。
この向上心というのは、他人を陥れたり蹴落としたりして会社の中で立場を上げていくということではありません。
あくまで自分の能力を高め、その能力で信頼を勝ち得て上に上がっていく、というもの。
他人を妨害してまで上に上がるのは間違った上昇志向です。
そんな人は大抵、人間性や仕事人としてのレベルも低いのですぐにボロが出てしまいます。
自分の能力を高めなければ、上には上がれないと思った方が良いでしょう。

3.上昇志向が強い(より上を目指そうとする)

前述しましたが、正しい考えでより上を目指そうとする人こそ、どのような環境でも順応して自分のものにしていきます。
言い換えれば、新しい環境を自分の居心地の良い環境に変える、または変えようとする思いを持って仕事に当たっていく傾向が強いです。
その結果、会社の中で活躍できるような仕事に取り組めるチャンスを手にしやすくなるのです。
もちろん、自分だけが良い思いをするような環境に作り変えてしまってはいけませんが、自分も周りの人たちもWIN-WINの関係・環境を作ることができる人ほど、会社にとってはなくてはならない人財になることでしょう。

4.関係者に信頼感を与えやすい

今までお話ししてきたことはすべて、最終的には周囲の人たちから「信頼」してもらう
ということに帰結するのではないでしょうか。
会社の中でよい関係を持って良い仕事をするということは、つまり「周りに強い信頼感を持ってもらえる」ということです。
逆説的に言えば、どんなに業務のスキルが高い人でも、何らかの理由で周囲からの信頼感が無ければ良い仕事はできず、活躍できないということです。
高い能力と、強い信頼感がセットになって初めて「良い仕事」ができ、活躍できる人財になれるのだと思います。
かといって、それほどスキルがないのに妙に信頼感のある人もいたりしますが、こういう人も結局はボロが出てしまうものです。
やはり能力と信頼感はセットだと思います。
皆さんもうなずく部分があるのではないでしょうか?

5.会社にとって必要不可欠な人財になりやすい

会社で活躍できる、というのは言い換えると「その会社にとってなくてはならない人物となる」ことです。
「うちの会社で活躍してくれているから、是非よその会社でも活躍してほしい」なんて上司や経営陣が思うはずがありません。
(建前上そう言ってしまうことはありますが、本当に活躍している人には言いません)
活躍している人財こそ、会社の中で長く働いてほしいもの。
そのような人物になりたければ、会社の中で活躍しなければなりません。
活躍したければ、良い仕事をすること。
良い仕事をしたければ、常に自分の能力を高める気持ちを持って積極的に、果敢に新しいことにチャレンジすることが必要です。
同時に、周囲からの信頼を得ることも大事です。
と、いうことで他業種でも活躍できる条件を併せ持つ人ほど、良い仕事ができ
会社にとって必要不可欠な人財になることができるのです。 

 

まとめ

最後に、今回の記事でお話ししたかったことを簡潔にまとめます。 

1.経理としての基礎がしっかりしている人は、新しい環境でも順応が速い
2.仕事に積極性と責任感を強く持っている人は、周囲の人からの信頼を得やすい
3.新しいことにチャレンジすることに楽しさを感じられる人は、会社にとって大事な人財となりやすい
4.上記3項目を実践できる人は、経理としてどんなフィールドでも活躍できる

以上、今回は経理職として働く人が他業種でも活躍できる条件とその理由についてご紹介してきました。
現在経理として働いている人は、自分の能力向上と今後の活躍を目指して、是非「知識と経験の基礎固め」と「積極性を強く持つ」ことを実践してみてください!
これから経理を目指す人も、この2つを意識して今後の社会人活動にお役立てください!
今後も皆様に有益な情報をお届けしてまいりますのでどうぞお楽しみに~!